9月10日、南米諸国によって構成される「ラテン・アメリカ会議」(Latin American Parliament)の「人権委員会」で、「DU(劣化ウラン)兵器決議」が採択されました。この決議は、南米諸国に対し、DU兵器の使用・生産・調達などのモラトリアム(一時停止)に加え、DU兵器の世界的な禁止条約の実現に向け取り組むよう求めています。
決議原文および英訳は、下記サイト参照——
http://www.bandepleteduranium.org/en/a/289.html
[今回の決議は、ラテン・アメリカ議会人権委員会の委員長をつとめるコスタリカのアレクサンデル・モラ=モラ議員によって提案されたもので、すでにお知らせしておりますように、モラ=モラ議員は、今年3月、コスタリカ議会にDU兵器禁止法案を提出しています。
コスタリカの国内法として、DU兵器の使用・貯蔵などを禁止するこの法案は、3月5-6日、コスタリカのサンホセで開かれた第5回ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)国際大会の前日に提出されたものですが、数ヶ月のうちに成立する見通しで、2007年3月にDU兵器禁止法を可決したベルギーにコスタリカが続くことになります。
モラ=モラ議員は、ICBUWコスタリカ大会に参加した際、国際的なDU兵器禁止条約を実現するためには、“できる限り速やかに”動くことの必要性を強調しており、今回のラテン・アメリカ会議の決議採択は、その具体的な一歩といえます。[今回の決議採択に向け、モラ=モラ議員は、ICBUWコスタリカ会議の直後、アルゼンチンのブエノス・アイレスで開かれたラテン・アメリカ会議において、ICBUWメンバーのダマシオ・ロペス氏とともにDU兵器禁止に向けたアピールをしました。ダマシオ・ロペス氏は、アメリカのニューメキシコ州在住の、スペイン語も堪能な活動家で、2006年8月のICBUWヒロシマ大会にも参加しています。]
こうしたラテン・アメリカからも出てきたDU兵器禁止への機運の高まりを活かし、日本でも改めて一丸となって取り組んでゆきたく思います。一層のご支援の程、宜しくお願いいたします。
嘉指信雄
ICBUWヒロシマ・オフィス
http://www.nodu-hiroshima.org/
*ICBUW国際キャンペーンについては、『ウラン兵器なき世界をめざして—ICBUWの挑戦』(合同出版、2008年4月)を参照ください。



