「加速する劣化ウラン兵器禁止国際キャンペーン
—ICBUWコスタリカ大会・報告会—」
日時:2009年3月25日(水)午後6時〜8時場所:広島平和記念資料館地下会議室II
主催:NO DUヒロシマ・プロジェクト/ICBUWヒロシマ・オフィス
報告者:
・ 嘉指信雄:ICBUW運営委員、NO DUヒロシマ・プロジェクト代表、神戸大学教授
・ 振津かつみ:ICBUW運営委員、ヒバク反対キャンペーン、医学博士(遺伝学、放射線基礎医学)
・ 豊田直巳:フォト・ジャーナリスト[著書に『イラク爆撃と占領の日々』(岩波書店、2003)など]・・・写真スライドによる報告
司会:
・ 森瀧春子:NO DUヒロシマ・プロジェクト事務局長
参加費:資料代500円
当報告会についての問い合わせ先:090−9064−4705(森瀧)
すでにお知らせしていますように、2009 年3月4-6日、コスタリカのサンホセで第5回ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)国際大会が開催されました。また、大会初日には、劣化ウラン(DU)兵器禁止法案がコスタリカ議会に提出され、一年程で成立する見通しとのことでした。(2007年3月、世界に先駆けて禁止国内法を成立させたベルギーにコスタリカが続くこととなります。)
当法案を提出したアレクサンデル・モラ= モラ議員は、コスタリカ議会のみならず、「ラテン・アメリカ議会」(Latin American Parliament)でも人権委員会の議長を務めており、ICBUW運営委員との面談の席や法案提出直後に開いた記者会見の場で、DU兵器禁止の動きを国際的にも先導する意欲を表明しています。早速、先週アルゼンチンのサンパウロで開かれた「ラテン・アメリカ議会」で、劣化ウラン兵器問題への取り組みを活動家のダマシオ・レペス氏とともに訴え、大きな反響を呼んだと伝わってきています。
最近は、他にも、劣化ウラン兵器問題及び禁止国際キャンペーンで大きな動きが続いて起きています——
(1)2007年、2008年と二年連続して、国連総会でDU関連決議が圧倒的多数で採択され、DU兵器の健康や環境への影響に関する見解を提出するよう、事務総長の名において、加盟国や関連機関に要請が出されていること。
(2)2008 年12月、イタリア政府が、DU被曝のため重病にかかった帰還兵に対する3000万ユーロの一括補償を決定したこと。カバーされる退役軍人1,703名のうち、77名はすでに亡くなっており、派遣された地域は、ボスニア=ヘルツェゴヴィナ、コソボ、アフガニスタン、イラクなどを含みます。
今回の「コスタリカ大会報告会」では、日本から参加したICBUW 運営委員の嘉指信雄と振津かつみに加え、大会会場で写真展「ウラン兵器の人的被害展」も開催したフォト・ジャーナリストの豊田直巳氏にも参加していただき、コスタリカ大会を中心としつつ、加速する禁止国際キャンペーンの動向と今後の展望について報告させていただきたく思います。
コスタリカ大会会場には、アメリカとコスタリカの二重国籍を持ち、アメリカ兵として湾岸戦争やイラク戦争に従軍し、重い病に苦しんでいる二人の元兵士も来ていました。大会後、お二人に会って改めて話を聞くことができましたが、劣化ウラン兵器のことは、今回の大会まで全く耳にしたことがなく、コスタリカには、彼らと同じようにアメリカ兵として従軍した経験をもつ兵士が一万人以上住んでいるだろうとのこと。1948年に憲法によって常備軍を廃絶した平和主義の国としてしられるコスタリカの複雑な現実を知らされました。]
時間が許せば、大会の前に訪れた小学校での交流や、大会後、アメリカのワシントンDC で、イラク戦争帰還兵のハーバート・リードさんと行ったロビー活動のことなどについてもお伝えできたらと思います。[ハーバート・リードさんは、検査を受けて劣化ウラン陽性結果が出たイラク戦争帰還兵の1人で、現在、他の帰還兵数名とともに、陸軍省を相手取り、劣化ウラン被害補償を求めて裁判中]
広島地域・周辺に在住の方で、ご都合のつかれる方、どうぞ奮ってご参加ください。
ICBUW運営委員:嘉指信雄、森瀧春子、振津かつみ




